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NHKドラマ「ひきこもり先生」第3話の感想、いじめと不登校

2021/06/30

 
大切に手入れをしている学校の花壇にカバンの中身をぶちまけられ、それを片付ける中学生の生徒。
ひきこもりを経験し、非常勤講師になった主人公の先生は、声を詰まらせながら、繰り返す。

「学校なんて、無理して来なくていいんだよ」
そう、心をボロボロにしてまで、命をすり減らす思いをしてまで、学校に来る必要はない、という愛の込もった言葉。

ーーー

この場面で一般的に使われる表現は「イジメ」ということになるでしょう。
しかし、それは適切でしょうか。
もし同じことが学校の外で起きたら、どうでしょう。

あなたのバッグの中身が道路にぶちまけられたら。
その行為を何とよびますか?
暴力ですね、犯罪ですね、警察に訴えますね。

なぜに暴力行為が、学校の中でだけイジメという名称で覆い隠されるのでしょうか。
学校の中であろうと外であろうと「暴力は暴力」です。
人を殴らなくても、言葉で威圧したら、それは「言葉の暴力」です。

ーーー

よく「どうしたらイジメはなくなるか」という議論があります。
しかし、暴力行為を「子ども同士の人間関係で、成長の機会」と扱う限り、なくならないでしょう。
「暴力はいけないことだよ」と教えてあげるのが適切だと思います。
 

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