通信制高校に校則はあるでしょうか

2021/07/05

全日制高校を辞めるキッカケとして、校則が厳しすぎて、ということがあります。
また、逆に校則が緩すぎて(生徒に派手な子が多すぎて)居づらくて、というケースもあります。

これは、つまり校則との「相性がよくなかった」のだと言えると思います。
同じ校則でも「ゆるい」と感じるか「きつい」と感じるかは、主観的な判断です。
部屋の温度が高いと感じるか低いと感じるか、のようなものです。

校則の存在そのものが悪いのではないと思います。
何も規則がない集団生活というのは有り得ません。
一定の行動様式があるから、それに従えばいいという安心感も生まれます。

さて、では通信制高校の校則はあるのでしょうか。
答えはイエスでありノーでもあります。

通信制高校という学校に、学校の決まり=校則は必ずあるでしょう。
ただし全日制高校のように、毎日通学という前提が無いので、全日制よりもページ数が少ない傾向にはあると思います。

問題というか分かりにくいのは「サポート校」にも所属している場合です。
サポート校というのは、通信制高校から生徒の学習指導の委託を受けた教育施設、というのが基本です。
つまり通信制高校の生徒にとっての「塾」と考えるのが、一番しっくりくるでしょう。

ということはサポート校=塾に校則があるかないか、ということになります。
とすれば、答は以下のようになります。

塾は学校ではありません。
だから「校則」は存在しません。
でも「塾の決まり」は、普通はあるはずです。

そして、塾の決まりは、厳しいところもあれば緩いところもあるでしょう。
これはもう千差万別としか言えません。
そして最初に申し上げたように、決まりというのは良い悪いではなく「相性」が大切です。

だから、通信制高校やサポート校を選ぶときには、その校則や決まりを事前にしっかり調べてから入学するようにしましょう。

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