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ゴルフの全米女子オープンの決勝は、通信制高校出身の笹生優花、畑岡奈紗のプレーオフでした

2021/06/15

通信制高校の良さのひとつは、時間の自由度が大きいこと。
だから芸能活動やスポーツと、学業の両立が可能なことです。

オリンピックやプロを目指す高校生の、実に多くが通信制を選択しています。
特にそれが顕著なのはゴルフの世界だと思います。

ゴルフは大変に費用のかかるスポーツとして知られています。
そして人気があるために、夕方や週末の練習場やコースは料金が高く、混み合っていたりします。

でも、通信制高校であれば「平日の昼間」に練習ができます。
料金は安くて空いているので、思いっきり練習ができて、腕を鍛えることができます。

だから「プロゴルファーになりたいから通信制を選びました」という生徒が、過去に何名もいました。
もちろんトッププロになれるのは、ほんの一握りの選手です。
でも、その夢にむかった精一杯に頑張れる機会が持てるのはステキなことですね。

通信制高校の出身で活躍した代表といえば畑岡奈紗選手でしょう。
現役の高校生でありながら17才で出場した「日本女子オープン」でアマチュアでありながら優勝!
国内メジャーでアマチュアが優勝するのは史上初、というおまけつきです。

高校生のスポーツの大会は、いわゆるインターハイという全日制高校の大会と、通称「定通大会」という全国高等学校定時制通信制体育大会に分かれています。

なぜなら歴史的に定時制や通信制高校の生徒は、働きながら学ぶケースが多く、部活動の練習時間も少なくて、全日制の高校生にはなかなか勝てないので、大会を2種類に分けたのです。

しかし少なくともゴルフに関しては、通信制のほうがあまりにも強いため、逆に通信制は別大会にしたほうがいいのでは、という議論も生じました。

さて、畑岡奈紗選手は、2018年の全米女子プロゴルフ選手権でも、惜しくもプレーオフでの2位の成績となりました。
一位と二位の差は、実に大きいですね。
世界ランクが上であっても、全英オープンを一度制した渋野日向子選手には、知名度で大きく差をつけられています。

しかし、2回のプレーオフの悔し涙は、きっと将来のメジャー制覇につながることでしょう。
通信制高校出身の選手すべてを応援しています。

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